2017-08-17

トラブルを少なくする一番の方法とは・・・

父が亡くなった後、3か月ほどで、後を追うように母が亡くなりました。

一度に両親を失った為に、相続で揉めはしなかったのですが、相続人が私と弟の二人で、更に居住地も山口県(私)と東京都(弟)と離れていたために、時間が掛かってしまいました。

また、両親共に遺言状は残していなかったので、割合とかで揉めることが無かったのは不幸中の幸いでした。

ただ、預貯金が、どの位あったか?が家の中を探しても中々確定まで出来ずにその作業だけでも数ヵ月要しました。

そこで、預貯金が確定して、葬儀にかかった費用を相殺してそれを2分割してお互いの口座に振り込んで現金関係は問題無かったのですが、実家は、墓と仏壇を守るという前提で私が相続することで弟も納得してくれ、墓地の方は市営墓地だったので保健所で手続き出来ました。

しかし、家と土地は登記の仕方が分からないために近くの司法書士さんに頼むことにしました。

プロに頼むことで1カ月程で手続き出来ましたが、それにより、意外に必要な書類が多岐にわたる事が分かり、自分で行っていたら無事に完遂出来たか分からないと感じました。

私のように相続人も少ないと、トラブルが少なくて済みますが、相続人が大人数いるところではトラブルが多発すると思います。

それを考えると、遺言書を前もって作成してもらうのが一番トラブルが少なくなる方法だと思います。

また、ちゃんとした形式に則って書かれていないと無効になりますし、勝手に開封することも違法で遺言書が無効*になりますので注意が必要です。

簡単に書かせていただきましたが、参考になれば幸いです。

事務所からひと言コメント:*自筆証書遺言書を家庭裁判所の検認を受けずに勝手に開封することは行政罰の対象となりますが、遺言書自体は無効にはなりません。そこは誤解なさらないようご注意ください。もし、開封してしまっても、直ちに家庭裁判所へ検認の申し立てをされることをお勧めします。ご投稿のその部分は誤りですが、あえてそのまま掲載いたしました。

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