おじいちゃんが死んだ

「おじいちゃんが死んだ。葬式も終わっている。」死んだ母親の実家に電話をかけた時、おばあちゃんが言った言葉だった。
どうして葬式に呼ばなかったのか、という疑問を持ちつつも、その後おじさんに会ってみるととても優しかったのを覚えている。
おじさんに会ってから数日して、「君は代襲相続になるが相続放棄してほしい」と言われた。
「内心、外孫だから、しょうがないのかな。」と初めは思っていたが、よくよく考えると、「死んだおじいちゃんの財産を自分たちだけで財産分与をしようと思ったけど、実施はできないことがわかった、だから自分に優しくしたのだとわかった。」
その後、僕は激昂して「どうして、おじいちゃんが死んだことを教えなかったんですか?」
そうすると、おじさんは「いやいやいや、喪主はおばあちゃんでしょ?」ととぼけていた。
そこで、「そんなに人の死って軽いんですかね?葬式の日まで戻してくださいよ!一生恨みます!」と言ってガチャ切りした。
その後、怒り狂っていた自分は、以前父親の仕事で関わっていた弁護士の元へ行き、遺産分割調停を起こすことにした。
徹底的に争うと思っていたので、妥協することなく、三菱東京UFJ銀行やみずほ銀行などの財産を把握したり、今まで行ったことがなかった区役所に行き、土地の持分の情報を取得したり、その取得した情報の価格を把握するために、有給をとって東急リバブルに話を聞きに行ったりした。結局、調停から審判に移行するタイミングで相手側が折れて和解を申し込んできた。
こちら側と相手側の弁護士への支払い総額は数千万円にものぼるだろう。こんな馬鹿なことを起こさないためにも、遺言書は必要だろう。
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