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2018-10-10

委任状に印鑑を押す前には必ず内容の確認を。

このブログは記事を公募して投稿頂いた体験談です。当事務所に依頼があったお客様の声ではありません。

委任状

母が早くして亡くなりましたもので、私達、母の法定相続人である、子供三人と、母の夫(父)の四人が、母に関する相続の対象となっていました。

そんな中で、まず母の母親(私の祖母)が亡くなりました。

実質的に祖母の世話をしてくださっていた、母の妹夫妻が、各種委任状を持って見えましたので、一つずつ説明を聞きながら、その全てに、こちら側の法定相続人四人は実印とサインをいたしました。

祖母のお世話をお任せしていたのですから、相続放棄の委任状にサインをすることに意義はありませんでした。

その数年後です。母の弟がうつ病になり、介護の必要な状態になった時、母の妹夫妻は、母の弟の面倒をみながら、弟に直接サイン、実印を取り付ける方法で、弟の土地建物を、自分たちのものにしました。

この時も、弟の面倒を見ているのだから、まあ、それで良いのではないか、と私達相続人四人は、実印とサインをいたしました。

しかし、問題は、その弟が亡くなった後です。

妹夫妻からは、「農業共済の支払いを受けるのに、四人さんの実印とサインが必要だ。」と連絡して見えたのです。

さすがに、何の相続を放棄するのか、分からなかった為、とにかく、書類を送ってください、とお願いしました。

送られてきた書類をみると、農協にある資産全てを、代表受任者の口座に振り込むための、委任状でした。

そこで、その農協に出向き、事情を説明し、何のための委任状なのか、はっきり教えて欲しいと依頼しました。

農協の担当者さんは、「妹さん夫婦から聞いておられませんか?」と不思議そうな顔をされ、全容を説明してくれました。

農協にある全ての資産には、農業共済が50万円と、預金が200万円ありました。

妹夫妻から聞いていた、農協共済だけではなかったのです。

そこで、私達兄弟は、作成中の委任状に目を付けました。

委任状には、受任者欄が白紙になっていたのです。

そこで、農協の担当者に確認しながら、委任状を作成しました。

受任者を私。受任した私は、相続金を、法定相続人、五人で均等に分配し、振り込みを受ける、ことにしました。

農協に確認することなく、委任状に実印を押していたなら、250万円、まるまる、妹夫妻のところに振り込まれる内容でした。

最期は、介護の世話をしていたとはいえ、青年時代からの度重なるお世話は、私たち母側の人間もおこなっていました。

最期の財産を均等に受け取る資格は十分にあると思います。

委任状をよく読んで、直接農協に出向き、内容を確認したことは、正しかったと思っています。

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