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2017-04-15

遺言書はトラブル回避の‶保険”

このブログは記事を公募して投稿頂いた体験談です。当事務所に依頼があったお客様の声ではありません。

ただの会社員の父とパート勤務の母の間に生まれた私に、相続トラブルなんて無縁のものだと思っていました。

両親は健在で、資産らしい資産もないのでおそらく今後相続が発生したときもトラブルはないと思います。ただ問題は母方の祖父母でした。

祖父は小さな会社を経営しており、10年以上にわたって闘病生活を送っていました。この頃から「近く相続が起きる」ということはわかっていたはずなのに、おそろしいことに誰一人その話をしませんでした。

相続=死ぬことであり、何度も生死を彷徨った祖父にこの話題をするのは酷と言えば酷です。だからこそ周囲の人間がある程度準備をしておくべきだったのです。

あるとき祖父が突然亡くなりました。長く患った病気によってではなく、事故で他界してしまったのです。もちろん遺言状など残っていませんでした。

幸いというか、祖父が経営していた会社については畳むことで意見が一致し、多少の借金なども保険金によって相殺され、いくつかの土地と現金が資産として残りました。

問題はここからです。実は私の母は前妻の子で、祖母は後妻でした。祖母と母には血縁関係がなく、養子縁組もしていません。祖父の相続にあたってはなんの問題にもならない点ですが、今後必ず発生する「二次相続」と言う問題がついに浮上したのです。

祖母と母は冷たい言い方をすれば他人です。今後祖母の相続が起きた際、母には負債を継承する義務もなければ資産を相続する権利もないのです。

祖父が残した資産の半分は配偶者である祖母に渡りますが、その祖母が相続した資産は今後母以外の叔父叔母にしか相続されません。

母と祖母・叔父叔母の関係は至って良好ではありますが、今後を考えるのなら祖父の相続発生時に相応の資産を母が継承しておく方がトラブルを回避できたはずです。

私は金融機関に勤務していたので相続トラブルはよく目にしていました。それまでどれだけ仲が良い家族であってもお金が絡むと人は変貌します。結局問題は先送りされ、祖父の資産は法定相続割合通りに相続されました。

祖母は現在90歳、いつ相続が起きてもおかしくありません。遺言状を用意してもらわないと、母が兄弟と争うのは必至です。

日本人はお金の話は品がないと忌避する傾向がありますが、お金で揉める方が余程品がありません。医療保険は好意的に捉えられるのに、死後のトラブル回避の保険として遺言状が活用されないのが私にはとても不思議です。

事務所からの一言コメント:

上記の例のように、父親だけ同じで母親が違う兄弟姉妹の相続の場合は、両親とも同じ兄弟姉妹の相続分の1/2になります。

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