相続が一族に不幸をもたらした諸悪の根源

本当に相続というのは、一族が争う、争族だなということを実感させられました。
うちのおじいちゃんは養子で、その家にはもともと長男がいたので、子どもは二人いました。
また、おじいちゃんは前妻を亡くし、その間に子どもがいて、後妻にも子どもが出来、兄弟姉妹が多かったこともあり、そこからたくさんの相続人が出てくることになりました。
そこに嫁が嫁いできたりもして、それはそれは修羅場のような状態でした。
というのも、そもそも祖父がそこそこの財産を残して死んだこともあり、またそれなのに遺言書を残さずに死んでしまったり、代々続けてきた商売のこと、たくさんの不動産、株券、皆が皆我先にとこれは自分のものだと主張したのでした。
とくに一番もめたものが、預貯金の通帳であり、その名義が息子のうちの一人の名義になっていたということがあり、その息子の嫁が、これは私たちのものだと言ってしまったがために火種が爆発、姑や小姑たちの砲火に打ちのめされることになりました。
普段温厚で表面的には仲良くしているように見えた親戚関係も、蓋を開けてみれば、いざお金の話となるとこうも人間が変わってしまい、その後修復できない、取り返しのつかないくらいの崩壊を迎えるのかということに寂しい思いがしたことも事実です。
のちに、とある夫婦は離婚することに、またある夫婦は無職になり破産することに、結果的に病気になって亡くなったり、なんだか相続が一族に不幸をもたらした諸悪の根源だったようにも思いました。
こうならぬよう、残された遺族のことを思えばこそ、やはり事前の準備をして、少なくとも遺言書くらいは残しておいてほしいものです。
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