2017-09-19

いざという時のために、相続リストは重要です。

亡くなったことを通知すると銀行口座が凍結されると聞いていましたので、事前に現金をおろしておきました。葬儀社は病院からの紹介だったため、あわただしくてよくわからないまま葬儀を行いました。

故人が喜ぶならと少し金額が高くなってしまいました。しかし、事前に現金を準備していたおかげで病院や葬儀費用などすぐに支払いできました。

葬儀の後にすぐにとりかかったのは、弔電や香典をいただいた方のリストを作成することでした。

高額の方や特にお世話になった方には改めて郵送で贈り物の手配をしなければなりません。数が多かったため、漏れがないようにリストの作成は大切だと感じました。

その後、家族が集まっているうちに戸籍や印鑑証明を役所に取りに行きました。

故人は遺言書を作成していませんでしたが、通帳や保険などの財産リストをわかるように保管しておいてくれましたので、それをもとにすぐに手続きに行くことができました。

ある程度財産が把握できましたので、相続人でどのように分けるかを相談しました。

保険は受取人が電話をして書類を郵送すればすみましたが、銀行ごとに手続きに行くと何日かはかかってしまいました。

相続人全員の署名と印鑑が必要でしたので、会社をお休みしている数日ですべての手続きを終えられるようにするのが大変でした。

複数の銀行口座をもっていたので残高証明書や戸籍などの費用が意外とかかることに驚きました。

相続人全員の必要な手続きがだいたい終わった後、水道料金や電話料金、電気料金などの名義変更や、クレジットカードの解約の電話を入れました。

明細がそろっていたので電話番号がすぐにわかり、手続きはスムーズでした。準確定申告の作成をし、改めて相続税申告の準備にとりかかりました。

知り合いの税理士に助けてもらって、無事に相続税申告と遺産分割協議書を作成しました。土地や建物は税理士の紹介で司法書士にお願いし、スムーズに名義変更することができました。

いろいろな手続きが多くて時間がかかって大変でしたが、故人がきちんと書類を保管しておいてくれたことがスムーズにすすんだ要因だと思っています。

私も見習って財産リストを作成しています。

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