突然亡くなった場合でも困らない準備をしておくことは重要

全く掃除をしたことがない、締まりの無い人生を送っていた姉が当然亡くなりました。
まず、葬儀が大変でした。たまたま、近所の葬祭会館の会員証を保有していたため、そこで行うことになりました。
母方の実家のお寺は同じ県、一方父方の実家は他県にありました。母方の実家のお寺から住職を呼んで事情を説明したところ、トラブルのもとになるので父方のお寺と相談してほしいと言われました。
結局、葬儀は母方の実家のお寺の住職が担当しました。
しかし、これが最悪でした。あとで、葬祭会館のスタッフに聴いたところ、歴代で一番高額なお布施額を請求されたという事でした。
次に、部屋の中には荷物が散乱し、夏場だったので、臭いも立ち込めていたため、後片付けが大変でした。
ベットや大型の家具は葬祭会館のスタッフが処分してくれました。本やCD,DVDはブックオフに売却しました。それ以外は市のゴミ処分場に持参しました。
6畳の部屋でミカン箱サイズの段バールが60箱、キングサイズのゴミ袋60袋以上使用しました。100キロ1000円でした。
その他にも、レンタルビデオ屋の会員証や、銀行の通帳(しかも昔の第一勧業銀行や富士銀行、さくら銀行など)が見つかるたびに確認作業に追われました。
さらに、お墓は、父方の実家のある県で暮らしたことがないので、新たに市民墓地にお墓を建てました。
近年は、核家族化が進み、生まれた地域で一生を過ごし、亡くなる方は年々減少しています。
例えば、皆さんのまわりには学生時代に名乗っていた名字を基準とした場合、自分の3代前のご先祖様(ひいおじいさん、ひいおばあさん)の名前やお墓の場所を知っている方がどれくらいいるでしょうか?
ほとんどいないのではないかと思います。
つまり、お墓を建てても3代後にはどうなるのかは分かりません。檀家制度にばかりしがみついていると今後は益々まかりならなくなる状況が多くなるのではないかと思います。
最後に、突然亡くなった場合でも、困らないように普段から準備しておくことが重要です。今のうちから準備しておきましょう。
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