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2018-05-30

遺言書がまさかの貸金庫にある・・・

このブログは記事を公募して投稿頂いた体験談です。当事務所に依頼があったお客様の声ではありません。

数年前に叔母が他界した際、遺言書が残されていたものの、手続きに非常に苦労した事がありました。

叔母は生涯独り身で子供もなく、両親祖父母も他界しているので、法定相続人は4人の兄弟姉妹(一部その子)ということになります。詳細は後ほど触れますが、この法定相続人を証明するのはなかなか難儀なのです。

しかし遺品を調べていくなかで、どうやら遺言書があるらしいということがわかりました。遺言書があり、その中に受遺者が明記されていれば手続きも簡単だな、と安堵したものの、そうはうまく行きませんでした。

まず愕然としたのは遺言書のある場所は、どうやら銀行の貸金庫の中らしいということ。そうです、開けられません。

これを開けるにはまず、法定相続人が兄弟姉妹であることを証明したうえで、その全員を集めるか委任状を集めなければなりません。そして法定相続人を証明するためには、被相続人や両親祖父母などを含め、19通の除籍謄本を集める必要がありました。

その後一か月をかけて謄本を集め、やっとの思いで貸金庫を開け、遺言書を確認したところで、再度愕然としました。遺言の概要は「遺産の半分はAさん(恋人か?相手は不倫)、残りは法定相続人」とあります。

親族内でもめそうな内容のうえ、遺言の執行者の記載がありません。これでは得体のしれない不倫男と、残りの親族が協調して進めていかなければなりません。また、「法定相続人」と簡単に言いますが、これを証明するには提出先1件ごとに19通の書類が必要なのです。

遺言書の体裁は良くできていたので、書籍などを参考に書いたんだと思います。しかし細かい知識はありませんので、せっかく書いたものの「執行することが難しい遺言書」になってしまった事例かと思います。叔母を恨む気は全くありませんが、遺言書を書く際は専門家に相談するべきだなと、強く感じた良い機会なりました。

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