ペットのことも忘れにゃいで・・・

一年ほど前の私の相続の際の体験談です。
親が文字通り急死したのでまったく資産がどれだけ残っているか分からない状態で相続が始まりました。その際もっと早くしておけば良かったと思ったのが銀行の解約手続き。もちろんある程度の金額が入っていた口座はさっさと解約しました。
ただ普通口座の通帳しか見当たらず、なかに数百円しか残高が無かったような銀行もありました。
もう数百円ならいいやと当初は放置。ただ数ヶ月してやっぱり面倒くさいし後から何か言われても面倒だから・・・と、やっと重い腰をあげました。
銀行の窓口に行ってみたら『定期もあるようですが通帳は?』との窓口の人の言葉。
通帳はまったく見つからなかったので紛失扱いで残高照会をしたところなんと数百万円単位のお金が残されていて仰天する自体になりました。
その財産の存在を知っていたら、相続の話合いやら建てるお墓の内容なら多少変わってきていたのではないかなと今では思います。よっぽど生前にきっちりと財産の内訳を聞いていない限りは、とにかくあらゆる銀行関係の手続きは早く終わらせたほうがいいと思います。
ぱっと見お金が入っていなくても、面倒臭くても平日休みが取りづらくてもですね。
あともう一つ今もまだ困っているのは親が残したペットの存在。誰かに引き取ってもらえば・・・と思ってもなかなか年をとった犬猫を引き取ってくださるという方は見つかりません。
また、特に猫については自分が飼おうと思っても賃貸や集合住宅だとダメだとされる場合が多いです。(家を傷つけると思われるようで、ペット相談物件でも断られるケースが多い)
生き物に関することは待ったがきかないので、ペットを飼っている場合、いざと言う時の対策は一度考えておいたほうがいいと思います。
事務所から:ペットに直接遺産を相続させることは日本では不可能ですが、自分が亡くなった後のペットのことが心配だ、と思われる方はお気軽にご相談ください。
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身寄りのない老人がペットを飼うと亡くなった時がかわいそうです。
2017年09月20日
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