2017-11-28

誰も知らなかった祖父の兄弟の存在

祖父の兄弟、私から見て大叔父が突然亡くなった時のお話になります。

大叔父は生涯独身で妻も子供もおらず。質素な生活を好む方でしたので、かなりの貯金があったようです。しかし、あまりに突然の訃報でしたので当然、遺言書も無ければ、そもそも遺産の全容解明すら出来ず。

大叔父は当時70代。特に大病をしたこともなく、数年前まで元気に仕事をされていたくらいです。

1ヶ月前には元気な姿を見せており、また亡くなる前日にも近所の方が姿を見ているので、恐らく亡くなったことは大叔父自身が一番驚いているでしょう。

人はいつ亡くなるか分からない、明日突然死ぬかもしれない、常に準備が必要だということを痛感した次第です。

何とか葬儀・火葬は取り仕切ったものの、遺産については素人ではとてもではないが労力が掛かりすぎること、そもそも何をすればいいのかも分からないことから専門家の力を借りることになりました。

そしたら後日、驚愕の事実が判明。なんと親族が誰一人として顔すら見た事がない兄弟、「もう1人の相続人」が存在したのです。

曽祖父は何度か再婚されていたという話を聞いてはいましたが、まさか誰も知らない兄弟がいたとは、一同仰天。妻子のいない大叔父の遺産は、法定相続として当然「兄弟」にも相続権が発生するため、慌てて連絡を取ることに。

結果、揉めることもなく、各々が法定相続分を相続するという綺麗な形での決着となりましたが、もしも自分達で進めて後から見知らぬ親戚の存在が分かったら何かしらのトラブルがあったかもしれません。

やはり専門家の力を借りて余計なトラブルを未然に防止することは、お金を払う価値のあることだと思います。

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