2018-05-09

遺品整理は家族にとっては負担かも。

現在40代後半の男性会社員です。
私の父は今から10年ほど前にガンで亡くなりましたが、ステージ4にも拘らず父はまさか自分が死ぬとは思っていなかったらしく遺言などは一切ありませんでした。

幸いに母がいましたので通帳や土地の登記簿などの所在は分かりましたが、遺産に関する意思が何もなくこれがすでに母が亡くなっている状況だったら、と遺言というものが非常に大切であると感じました。

結局、母にすべての財産を預けるということで、兄弟と話し合い特に揉めることも無かったので良かったとは思いますが、残された家族が後の処理をするのは結構大変でした。

家族が亡くなったこと自体が初めてで葬式の上げ方や親族への連絡などもおぼつかず、親戚には迷惑をかけっぱなしでした。

遺族年金や銀行口座の凍結解除など結構大変でしたが、一番大変だったのが遺品整理でした。

定年まで教職に就いていたということもあり、文献や図鑑などの書物が多数あり、学校で使っていた書類や、教育委員会での重要な資料など、さすがに独断で処分するのはまずそうなものばかり出てきた時にはお手上げ状態でした。

仕方なく教育委員会に直接話をすることになり、何度か足を運んでやっと方針を決めていただき処分することが出来ました。

一つだけドキっとしたのが、消費者金融からお金を借りたような書類を見つけた時には、まさか借金があるのでは?と思ってしまいましたが、亡くなる1年ほど前に完済していたとのことで安堵しました。

私は子供という立場でこのようなことを経験したわけですが、逆の立場だったら残された家族はどうなるのだろう、路頭に迷う事が無いようにだけはしておこうと思いました。

実際に昨年病気になり手術をするという時、もしかしたらと思い簡単ながら遺言を準備しました。

子供もまだ学校に通っているのでやはり気になってしまいます。残された家族が泣かない様に遺言なり意思表示をきちんとすべきと思いました。

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