2016-07-12

共有不動産はやっかいだ・・・

祖母が残してくれた土地の相続の際、ちょっとしたトラブルが発生しました。

祖母が亡くなったことを機に、その土地の名義を実質的な家長である私名義にすることになったのですが、事前に調べてみるとその土地が祖母の単独名義ではないことが判明しました。

何事に対しても慎重で注意深かった祖母は、自らがその土地を相続した際、土地を分筆して信頼のおける親戚のひとりを名義人の中に加えていたのです(専門的な知識がないので、この辺りの詳細は完全には把握できていないのですが…)。

親戚間でその土地を祖母が相続することについて何らかの不満が挙がった際の抑え役として、長老格のその人物に頼ったような形でした。

そんな関係から私がそこを実質的に相続すると決まった際、その長老格名義であった土地部分を巡り、親戚たちと少々もめたのです。

強いて言えば、うちの父とその長老格のご子息でしょうか。

といっても、表立って喧嘩腰になったりしたわけではなく、いわば「冷戦」のような感じで、水面下での対立が展開されていきました。
当事者であるはずの私はむしろ蚊帳の外で、年長者たちをなだめつつ、どうにか問題を丸くおさめられないかと頭を悩ませました。

祖母が亡くなるのと同時期に長老格の方も亡くなり、彼名義になっている土地はそのままご子息がいったんまず相続するという形をとりました。その後、話合いの場を設け、解決の道を探りました。

運よく知り合いに土地問題に関する専門家がいましたので、その方に間に入っていただき、問題となっている土地部分を贈与してもらうという結論に落ち着きました。

私ひとりの才覚だけでは、ここまでスムーズな結果を生み出すことは恐らく無理でしたので、間に入ってくれた知り合いにはとても感謝しています。

[関連記事]
遺言の悩みは今すぐお電話を!