いわゆる引きこもり、ニートの方の相続を解決した方法。

母方の祖父が亡くなり、祖母が亡くなった後に起こった問題です。
祖母が亡くなった時点で、祖母が祖父から相続した財産をどうするのかが問題になりました。
というのは、祖父母には複数の子供がいて、そのうちの次男(私の伯父に当たる人です)が、いわゆる引きこもり・ニートの状態で、祖母の年金などに頼っている状況だったためです。
祖母としては、その次男の将来を案じてはいましたが、割といきなり亡くなってしまったこともあり、遺言を残すことはしていませんでした。
そこで問題となったのが、次男の生活費をどうするのかという点です。その次男は、ちょっと精神的に病気になっていたこともあり、まともに働くことはできませんでした。かといって、生活保護の前に、兄弟姉妹で面倒を見なければという話になります。
さすがにそこまで面倒は見切れないということで、祖母の財産について、すべてをその次男に譲るということで、兄弟姉妹全員で相談して話をつけていました。
次男も財産を浪費するようなタイプではなかったので、残された財産でなんとか年金まではやっていけるのではないかということは幸いでした。
また、一番良かったのは、兄弟全員がそれなりにまともに働いていて、財産に執着していなかったことだと思います。
これで財産を次男に全て譲ることで揉めていたら、そのことについての争いと、次男の面倒を誰が見るのかということでかなり大変な状態になっていたと思いました。
このときに思ったことは、残された家族に将来が心配な人がいる場合、後々揉めないように、遺言をしっかり残しておくべきだということでした。
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