相続で揉めることはないとは思いますが。

私の父親には、腹違いの兄弟姉妹を入れて、11人の兄弟がいました。
昔は戦争によって亡くなる方が多かったせいもあったのか、11人兄弟というのはそんなに多い方ではないと聞いていた為、私自身、その事に対しては何も感じていませんでしたし、祖母も自分の子供と同じ様に私に接していたので、父の兄弟姉妹に対しては「少し年齢の離れた兄弟」のように思っていました。
しかし、後に私が成人してから、実は私の祖母は、実の姉が子供を4人残して若くして亡くなったため、後添いで祖父と結婚していたという事を知りました。
よくよく考えてみると、父の上の兄弟達(祖父と祖母の姉の間に生まれた子供達)の中には、祖母と15も歳が離れていない者もいて、今考えてみても、そういった姉の遺児達を自分の子供と同等に育てていたかと思うと、祖母は大変だっただろうと思います。
そして13年前に、祖母は94歳という人生に幕を閉じました。その時に祖母と住んでいたのは、祖母にとっての次男に当たる私の父でした。
祖母が亡くなった時には、11人いた兄弟姉妹も、父を入れて7人になっていましたが、当時住んでいた家の名義変更をする際には、遠方に住んでいる兄弟達も含め、他の兄弟姉妹全員の了解が必要という事で、書類を取り寄せるのが大変だったと母が話をしてくれました。
息を引き取る前の祖母は、10年位認知症を患っており、施設にあずけたり、母が世話をしたりの繰り返しでした。
そんな状態だったため、当然遺言状等も残されておらず、又、遠方に住んでいる叔母の子供(私のいとこ)が相続に関して口を出し始めたため、余計に大変だったそうです。
そして最近の事ですが、私の祖父の遺骨が、私の父方の兄弟姉妹の母親(私にとっての祖母)と、その姉のお墓に半分ずつ納骨されているという事を知りました。
私は一人っ子なので、そんな遺産相続で揉めるような経験はしないとは思いますが、それよりも結婚もしていない私がこれから一人で、今あるお墓と家を守っていかないといけないのだと思うと、今から考えても不安でいっぱいです。
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